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【剣道】技のレシピ:仕掛け技と応じ技の使い分けで勝利をつかめ

剣道

第2章 「応じ技」の基本と種類

MUNASHI
MUNASHI

つぎは「応じ技」について学んでいきましょう

応じ技とは?

 応じ技とは、相手の攻撃を受けたりかわしたりした後に、的確に反撃する技のことです。自分から仕掛ける技(出ばな技や引き技)とは違い、相手の攻撃を利用して一本を取る技です。仕掛け技が先制攻撃を目的とするのに対し、応じ技は「後の先」の考えを基本とし、相手の動きを読み、こちらに有利な状況を作り出すことが重要です。剣道の応じ技には、いろんな種類があるので、まずは主要な応じ技をマスターしよう。

こむなし
こむなし

応じ技・・「王子技」!おぉ~何だか凄い技になりそうな予感

MUNASHI
MUNASHI

「王子技」ですか・・・こむなしさんは面白い発想をしますね。何か新しい技を開発してはどうです?

とその前に、まずは代表的な応じ技から学んでいこう。

代表的な応じ技の種類:返し技、すり上げ技、抜き技など

 応じ技にはいくつかの代表的な種類があります。

  1. 返し技  相手の攻撃を受け流しながら直後に反撃する方法で、「面返し胴」や「小手返し面」「面返し胴」などが有名です。
  2. 抜き技  相手の攻撃を紙一重でかわし、その隙に相手の打突部位を狙う技術です。「面抜き胴」や「小手抜き面」などがあります。
  3. すり上げ技  竹刀の鎬を使って相手の攻撃を滑らせ、攻撃をかわしながら直後に自分の打突を決めます。「小手すり上げ面」や「面すり上げ面」などがあります。すり上げ技は、応じ技の中でもかなりレベルが高い技になります。
こむなし
こむなし

試合で決めることができたらカッコいいだろうな~。

MUNASHI
MUNASHI

いや~。応じ技が決まると確かに「おぉ~」と盛り上がりますね。いろんな技を試してみて、まずは、一番自分にしっくり来た技を一つ選んで徹底的に稽古をしてみよう。

応じ技を成功させるポイント

 応じ技の成功の鍵は、相手が打ってくるのを待たないことです。「後の先」というように、あくまで応じ技は、先を掛けて相手の技を誘い出して、それに応じるという技です。ですから、相手が打ってくるの待っていては、出遅れたり、逆に打たれてしまったり。何とか技を返したとしても有効打突にならないことがほとんどです。面返し胴を狙っているのであれば、相手が面を打ちたくなるような攻めをこちらから積極的に仕掛けていくように、普段の稽古の時から意識しておくことが重要です。

こむなし
こむなし

わかりました。待たずに常に攻めて引き出すということですね。初心者向けに使える応じ技とかはありますか?

MUNASHI
MUNASHI

ありますよ。初心者といっても、まずは基本の打突がしっかりできるレベルになっていることが前提ですがね。比較的修得しやすい応じ技を学びましょう

初心者でも簡単に使える基本的な応じ技

 剣道初心者にも比較的取り組みやすい応じ技として、基本的な抜き技と返し技が挙げられます。たとえば、相手が小手を打ってきたときに、大きく振りかぶって小手を抜いて、相手の竹刀が下っている間に面を打つ「小手抜き面」や、面を打ってきた際に胴を返す「面返し胴」は、比較的簡単な動作でありながら効果的な技です。なかでも低学年から中学年くらいの試合でよく決まる技が「小手抜き面」です。高学年から中学生レベルになってくると「面返し胴」がよく見られます。

練習では相手の打突に合わせるタイミングを繰り返し確認し、動作を身体に覚え込ませることが大切です。まずはこの2つの技を決められるように稽古してみましょう。そこから少しずつ応じ技の幅を広げることができます。

こむなし
こむなし

じゃあまずは「手抜き面」から稽古はじめますww。

MUNASHI
MUNASHI

おいおい。稽古に「手抜き」は禁物ですぞ。

応じ技を極めるための稽古方法

こむなし
こむなし

ではどういう風に意識をして稽古をすればいいですか?

 応じ技を極めるためには、日々の稽古で実践的な体験を積むことが欠かせません。その際、相手の動きをよく観察することを意識しましょう。まずは、技を決めるまでの流れとタイミングを徹底的に体に染み込ませるために、ゆっくりと、動作の確認をしながら繰り返し稽古をします。技の流れとタイミングがつかめてきたら、徐々にスピードを上げていきます。スピードを上げたときに上手く打てない場合は、「竹刀操作」か「体さばき」のいずれかに修正点があるはずです。自身の打突の精度を高めるため、正確な構えや足さばき、竹刀の使い方を基礎から見直してみましょう。

 稽古である程度応じ技を打てるようになってきたら、次は試合形式の稽古で実際の試合を想定し、相手の攻撃に応じる稽古を行いましょう。たとえば、面に対する応じ技を狙うとしても、稽古では相手が面を打ってきてくれるという約束のもとに稽古しているので、応じることができるかもしれませんが、実践では、相手は面に来るのか小手に来るのか、違う技で来るのかわかりません。打ち気を察知して、その技に対して、瞬時に応じ技の判断をしなくてはならないので、その判断力を磨くためには、やはり地稽古や試合形式などの稽古を重ねることが大切です。

 何度も繰り返しになりますが、応じ技は、「後の先」の技ですので、相手の打突を待って打つ技ではありません。待つことによって判断が遅れて打てないという結果に繋がります。自分から相手にプレッシャーをかけて、相手の技を引き出すという事を念頭において、常に稽古を行うことが重要です。

MUNASHI
MUNASHI

なかなか上手くいかないときは、その技を得意としている人の動きをよく観察したりして、自分とどこが違うのかを考えてみるなど、課題を改善していきながら精度を高めていきましょう。

プロフィール
MUNASHI〈34〉の剣
MUNASHI

はじめまして。サイト管理人の「三四(MUNASHI)」と申します。

私は小学から高校まで剣道を続けて高校三段取得を最後に、剣道から離れておりましたが、40歳を機にリバ剣の仲間入り。

大人になって改めて始めた剣道の世界は、体力的にも精神的にも厳しいところはありますが、それ以上に自分や子供たちの成長を手に取るように感じられるので、再開してよかったと心から思っています。

このブログでは、剣道初心者やブランク剣士・リバ剣士さんたち向けに、MUNASHIが日ごろから剣道を通じて学んだことをアウトプットしながら読者の皆さんと一緒に成長していくことを目的として書いております。

どうぞよろしくお願いします。

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