問20 「間合」について説明しなさい
MUNASHI的解答例(全日本剣道連盟模範解答参考)
間合いは相手との距離のことで、大きく3つの間合いがある
- 遠間(とおま) 相手の打突も届かないが、自分も相手に届かない距離の間合い
- 一足一刀の間(いっそくいっとうのま) 一歩踏み込んだら相手を打てる間合いで、一歩下がれば攻撃をかわせる間合い
- 近間(ちかま) 簡単に相手に届く間合いだが、相手にも打たれる危険が高い間合い
間合いについてはコチラにも書いていますので、是非読んでみてください。
問21 「懸待一致」について説明しなさい
MUNASHI的解答例(全日本剣道連盟模範解答参考)
「懸」とは、相手を攻めたり、打っていく攻撃を意味します。「待」とは、相手の動きを落ち着いて見極めながら、慎重に出方を伺うことを意味します。懸かると待つというものは、表裏一体をなすもので、攻撃している中でも、相手の攻撃に備える気持ちと体勢を失わず、防御に回ったときでも、常に相手の隙を伺い、いつでも攻撃が出来るような気持をもっておくという教え。
問22 「刃筋」について説明しなさい
全日本剣道連盟模範解答例
刃筋とは、刃先と棟(または峯)を結んだ線の方向であり、竹刀や刀を振る方向と刃先の方向が一致することを「刃筋が通る」という。有効打突の要件でもある「刃筋正しく」とは、竹刀の打突方向と刃部の向き(刃先の方向)が同一方向である場合と定められている。
MUNASHI的解答例
竹刀における刃筋とは、弦と反対側の面を指し、打突の際に打突する方向と竹刀の刃筋の面が同じ方向で一致していることを「刃筋が通る」という。「刃筋正しく」打たなければ、有効打突としては認められないと定められている。
問23 「手の内」について説明しなさい
全日本剣道連盟模範解答例
手の内とは、竹刀の握り方、打突したり応じたりする時の両手の力の入れ方、緩め方、釣り合いなどを総合した掌中の作用である。竹刀を強く握り締めないで正しく保持し、手首をリラックスさせることにより、肩、肘、手首、掌へと運動が伝導し、効率のよい鋭い打突が可能となる。
MUNASHI的解答例
剣道における「手の内」(てのうち)とは、竹刀を握る際や打突を行う際の手の使い方や握り方、手の作用のことを指します。また、「手の内」を正しく使うことで、竹刀を効果的に操作し、正確な打突が可能になります。
問24 「残心の重要性」について述べなさい
全日本剣道連盟模範解答例
打突した後でも相手に心を留めて、もし相手が再び反撃しようとしたら、直ちにこれを制し得る油断のない身構えと気構えになっていなければならない。もし、打突した後に油断していたならば、逆に相手に反撃されてしまう。
また、打突した後に心を残そうとすれば、かえって残そうとするところに心が止まってしまうとされている。心を残さず、思い切って捨て身で打突することによってこそ、自然と相手に対する油断のない心が生まれ、これが相手の反撃に備える身構えと気構えになる。
MUNASHI的解答例
剣道における「残心」とは、打突後も気を抜かずに、次の動きに備えることを指します。「残心」は打突の後に適切な姿勢や心構えを保ち続けることを意味し、打突後に気を抜かずに残心を保つことで、相手の反撃に迅速に対応し、次の攻撃に移る準備ができます。残心がなければ、相手に隙を与えることになり、反撃を受けやすくなります。
また、残心がない打突は、有効打突として認められないと規定されています。
問25 「一眼二足三胆四力」について説明しなさい
MUNASHI的解答例
「一眼二足三胆四力」とは、剣道を修業する過程において、重要な事柄を述べた古人の教えである。第一に相手を見る目、第二に足捌き、第三に胆力、すなわち何事にも動じない強い気持ちや決断力、第四に力、すなわち技を発揮する身体能力が重要であるという教えである。
- 一眼:相手と対峙した時は、動きや容姿、癖などを観察する洞察力が重要。目付
- 二足:足捌きのこと。打突に重要なのは手ではなく、まず足で作ることが大切である。
- 三胆:胆とは胆力のこと。「四戒(恐懼疑惑)」を無くして平常心と勇気ある決断をする。
- 四力:思い切った技や技術力・体力や身体能力などのこと。
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