問15 「応じていく技」とはどのような技か説明し、「主な技」を書きなさい
全日本剣道連盟模範解答例
「応じていく技(応じ技)」とは、相手の打突に対して、竹刀操作と体さばきにより、相手の打突を無効とし、自分の体勢を崩すことなく、すかさず打ち込む技である。
- 抜き技
- 返し技
- 打ち落とし技
- すり上げ技
問16 「抜き技」について説明し、「指導上の留意点」を述べなさい
全日本剣道連盟模範解答例
相手の打突に対して、身体をかわしたり、引いたりして空を打たせ、技が尽きたところを打つ技です。相手の打突に対して、距離を変えて抜いたり、方向を変えて抜いたりする技がある。
- 面抜き面(引いて抜く・開いて抜く)
- 面抜き胴(右胴・左胴)
- 小手抜き面
- 小手抜き小手
- 面抜き小手
- 小手抜き右面(片手横面)
指導上の留意点
相手に抜くことを察知されないようにするとともに、相手を攻めて、無理な技を出させてその技を抜くようにさせる。この場合、相手の技を十分に引き付け、相手の技が尽きようとする瞬間を抜くようにさせる。また、身体を開く、かわす、退がるときに体勢が崩れたり、打つ時に後ろ足が残らないようにさせる。
問17 「すり上げ技」について説明し、「指導上の留意点」を述べなさい
全日本剣道連盟模範解答例
相手が打ち込んできた竹刀を、自分の竹刀の左側(表)または右側(裏)の鎬ですり上げて相手の打突を無効にし、相手の体勢や竹刀の軌道が崩れたところをすかさず打つ技である。
主な技は以下の通り
- 面すり上げ面(表・裏)
- 面すり上げ小手
- 面すり上げ胴(左・右)
- 小手すり上げ面
- 小手すり上げ小手
- 突きすり上げ面(表・裏)
指導上の留意点
相手の打突を迎えるような気持で、最初は大きく、ゆっくり、正確に行わせ、すり上げる際は手首を柔らかくして、鎬で半円を描くようにすり上げる。すり上げと打ちが一拍子となるようにさせる。
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