問22 「掛かり稽古」の目的を述べなさい
MUNASHI的解答例(全日本剣道連盟模範解答参考)
掛かる側は、打突の成否を意識せず、積極的に相手を攻め崩して、自ら打突の機会を作って、短時間のうちに、気力体力の限りを尽くして技を連続的に仕掛けていく。技術の向上はもちろん、心肺機能の強化と気力を練り上げることを目的とする。
問23 「掛かり稽古で元立ちが気を付けること」を述べなさい
MUNASHI的解答例(全日本剣道連盟模範解答参考)
- 間合いや打突の機会に注意する
- 常に合気となり、掛かるの者の気力が萎えたようなときは奮起させる
- 掛かる者が居付いたり、気剣体一致の打突が見られないときは、間合いに配慮したり、いなしたり、応じたり、出ばなを打つ等の工夫をする
- 単調な打突動作にならないように、様々な技を織り交ぜて変化をつける
- 常に打突の機会に素早く備える
- 冷静な態度で対応し、決して無謀な行為はしない。
問24 「打ち込み稽古と掛かり稽古の違い」を述べなさい
MUNASHI的解答例(全日本剣道連盟模範解答参考)
打ち込み稽古は、元立ちが与える打突部位を正確に捉えて、連続で打ち込んでいく中で、基本的な技術を習得する稽古である。
掛かり稽古は、自ら積極的に元立ちを崩して、打突の機会を短時間のうちに連続的に捉えて、気力体力の限り全力で打ち込んでいく稽古である。
問25 「互角稽古で注意すること」を3項目かきなさい
MUNASHI的解答例(全日本剣道連盟模範解答参考)
- 習得した基本動作や応用動作を崩すことなく、充実した気勢で真剣に行う
- 相手を恐れず侮らず、相手と対等な気持ちで行う
- 立ち合いの「初太刀」を大切にして、1本1本を打ち切る気持ちで行う
- 間合いの取り方や攻め方、打突の機会の見つけ方や作り方、技を出すタイミングなどを工夫する
- 相手を選り好みせず、つとめて多くの人と稽古をする
問26 「試合稽古で注意すること」を述べなさい
MUNASHI的解答例(全日本剣道連盟模範解答参考)
- 正しい姿勢と正しい構えで行う
- 勝ちを誇示したり、不適切な態度をとらないようにする
- 充実した気勢で、気構えを強くして、剣先を中心から外さないで攻め合う
- 安易に左拳を正中線から外すような防御態勢はとらないようにする
- 正しい鍔迫り合いを行い、鍔迫り合いからは一呼吸のうちに積極的に技をだし、お互い技が出せない場合は、速やかに分かれて間合いを切る
- 試合後は勝敗に関わらず、相手に敬意を表するとともに、試合内容を反省して、良かった点、修正が必要な点を振り返る
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