4.一足一刀の間(いっそくいっとうのま)
一足一刀の間(いっそくいっとうのま)とは、1歩踏み込めば相手に届く間合いです。つまり、前の3つのように、ここが一足一刀の間というものはありません。自分にしかわからない間合いとなります。
先に説明した交刃の間は、一足一刀の間合いを含みますので、自分にとっては一足一刀の間ではないと思っても、飛距離のある相手であれば、相手にとってはすでに一足一刀の間合いに入られているという可能性があります。
理想は、自分が打てる間合いで、相手は打てない間合いというものが出来ればいいのですが、そう簡単にはいきません。相手も打ちたい、自分も打ちたいという中での我慢と溜めが重要です。
相手が居付いて打ってこなければ、思い切って打ち込む。相手が我慢できずに打ち気を見せてきたら、応じるといった瞬時の判断が、勝敗を分ける間合いです。
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