剣道に限らず、武道や武術、格闘スポーツにおいて「間合い」の取り方は、勝負を左右するといっても過言ではありません。剣道においては、この「間合い」にも5種類あるのをご存じでしょうか?今回はこの5つの間合いを学んだうえで、稽古をすれば、試合の勝率はもちろん昇段審査でも合格率はグッと高まることでしょう。
第1章 5つの間合いとは
間合いとは?
一般的に間合いとは、相手との距離を意味します。剣道における間合いは、その距離によって、遠間・触刃の間・交刃の間・一足一刀の間・近間という、5つの間合いに分けられます。間合いを一言でいうと相手までの射程距離ともいえるでしょう。
この間合いは、人によって異なるもので、体格や年齢でも異なりますし、ものすごく跳躍力のある選手であれば、遠間からでも相手の動きを読んで、飛び込み技を出す人もいますし、逆に近い間合いの攻防が得意な選手もいます。遠間から間合いを詰めていくにしたがって、打つか打たれるかの緊張感が高まっていきますので、自分が打てる間合いまで、いかに攻め勝っていけるかが勝負どころになります。
それでは順を追って説明しますので、意味を理解するのは難しいことではありません。
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