第2章 攻め足の基本を学ぶ
攻めの基本は「右足」である
攻めの基本となるのは「右足」です。触刀の間合いから交刀の間合いの攻防において、自分の打ち間に入るために「右足を相手よりも先に1歩前に出して間合いに入る」。これが攻めの動きの基本といえるでしょう。
右足の出し方ですが、
- じりじりと右足を前に出しながら少しづつ間合いを詰める
- サッと素早く間合いを詰める
- 左足に重心を残したまま右足だけスーっと前に出す
などのパターンが考えられます。
攻め足の使い方
1は、初めて対戦する相手などに対して使うことが多いでしょう。いきなり間合いを詰めて虚を突くという攻めもありますが、やはり、慎重に相手の反応を見ながら、じわじわと間合いを詰めていくという使い方が主となります。
2は、攻め入る距離を変え、スピードを上げて変化をつけることで、相手の虚を突きたい時などに有効です。しっかりと攻めが効いていれば手元の動きや反応が出やすくなります。
3は、相手に悟られないようにスーっと右足を前に詰めます。左足で前に出る力を溜めたまま右足で攻め込みますので、レベルはグッと高くなりますが、相手が反応する瞬間より先に攻撃を仕掛けることができますので、先の先や先々の先を取る攻めとして有効です。
コメント