まとめ
今回は3つの先について解説してみましたが、いかがでしたでしょうか?攻めと守りは表裏一体ですので、自分では先の先をとったつもりが、実は先々の先・後の先を取られたなんてことも当然あります。
そういう意味で、剣道は心の読み合いであり、そこに生まれる隙をいかに先に捉え、攻撃することができるかの戦いです。つまり、相手に心を動かされた方が負けということになります。
剣道ではその心の動きについて戒められている「四戒(驚・懼(恐)・疑・惑)」という教えがあります。先をとるためには、この四戒を抑えて、勝つことだけを念頭に置きつつも、ただがむしゃらに攻め込んでいくのではなく、心を落ち着かせて、相手に「さあ打ってきてみなさい」「もし少しでも攻撃をしようものなら覚悟しなさい」という強い気持ちと冷静さで相手と対峙することができるように修行に励みたいものですね。
いや~頭でわかっていても難しい。だから稽古するんです。
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