実技審査と日本剣道形審査
剣道六段審査は、実技審査と日本剣道形を組み合わせて評価が行われます。実技審査では、稽古試合のような形式の中で技の正確さ、攻めの姿勢、間合いの取り方などの実戦的な能力が試されます。
一方、日本剣道形では剣道の古典的な技術の正確な理解と実践が求められます。実技審査に合格すると形審査会場へと案内されます。およそ、6組~10組程度の組み合わせによる審査が行われます。
形審査で、新たに番号が配布され、組合せが決まります。形審査は打太刀と仕太刀のどちらかの審査となります。当日はとても緊張しますので、身体に染み込むほどに、事前に細部まで確認し、習得しておくことが重要です。形習得のポイントとして、特に六段審査の場合は、理合を意識した稽古を繰り返すことで、自然と動きの意味を理解できるようになりますので、上席の先生にしっかりと指導を受けることをおススメします。
審査で間違ってしまっても、勝手にやり直しせず、係員よりやり直しの指示があった場合のみ、落ち着いて対応しましょう。万が一、形審査で不合格となった場合は、1年以内であれば、次回、形のみ再受審することが可能ですので、自信を持って、堂々と行いましょう。
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