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初心者から楽しめる少年剣道の基本指導法を考える

剣道

第3章 竹刀操作と構え方の基礎指導

正しい握り方と力の入れ方

 少年剣道の指導において、竹刀の正しい握り方は基本の中の基本であり、後々の技の習得にも大きな影響を与えます。握り方は片手ずつ丁寧に教えることが重要で、軸となる小指と薬指に適度な力を入れ、他の指は穏やかに握る程度であることをしっかり説明しましょう。この際、力を入れすぎると腕に無駄な緊張が走り、柔軟な竹刀操作が妨げられるため注意が必要です。指導者として、この「正しい力の入れ方」のポイントを子どもたちに実演し、体感させることでより効果的な学びを提供できます。

基本の構え方と姿勢の改善方法

 構え方は剣道の基盤であり、正しい姿勢を保つことが「人間をつくる道」としての剣道の理念にもつながります。基本の立ち姿勢では、頭から足の先まで一直線を意識し、背筋を伸ばし、自然な重心配分を心掛けるよう指導します。特に少年剣道では、体のバランスが崩れやすいため、鏡やペア練習を活用して、自分の姿勢を確認させる方法が役に立つでしょう。また、手本を示しながら、簡単な声掛けでポジティブに改善点を伝えると、生徒も楽しく前向きに取り組むことができます。

竹刀の振り方を身につける稽古法

 初心者が竹刀の振り方を学ぶ際は、動作を一つ一つ分解し、基本動作を繰り返し練習するプロセスが欠かせません。例えば、「振り始めは姿勢を崩さず自然に」「振り下ろす際に一気に肩から竹刀に力を伝える」など、動きの特徴をわかりやすく説明し、自分で意識できるようにします。さらに、楽しみを取り入れた指導法として、タイミングを合わせてみんなで竹刀を振る練習や、正しい振り方をできたときにその都度褒めることで、良い習慣を定着させることも効果的です。

構えと打突動作を繋げる稽古法

 少年剣道において初期段階から構えと打突動作をスムーズに繋げる練習は重要です。この指導では、構えた状態から竹刀を振るまでの連続した流れを意識させることがポイントになります。まず、基本構えの姿勢から軽く振り下ろす動作を繰り返し、次に足捌きと同時に振り下ろすタイミングを教えます。この稽古を反復することで、自然な体の連動性が身につきやすくなります。基本的な打突ができるようになったら、次は相手の間合いを意識して、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく捉えられるようにステップアップしていくとよいでしょう。

プロフィール
MUNASHI〈34〉の剣
MUNASHI

はじめまして。サイト管理人の「三四(MUNASHI)」と申します。

私は小学から高校まで剣道を続けて高校三段取得を最後に、剣道から離れておりましたが、40歳を機にリバ剣の仲間入り。

大人になって改めて始めた剣道の世界は、体力的にも精神的にも厳しいところはありますが、それ以上に自分や子供たちの成長を手に取るように感じられるので、再開してよかったと心から思っています。

このブログでは、剣道初心者やブランク剣士・リバ剣士さんたち向けに、MUNASHIが日ごろから剣道を通じて学んだことをアウトプットしながら読者の皆さんと一緒に成長していくことを目的として書いております。

どうぞよろしくお願いします。

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