第3章 目付と姿勢と丹田呼吸法
正しく足の構え、竹刀を正しく持つことができましたね。最後に仕上げとして「目付」・「姿勢」および「丹田」について解説していきます。とても重要な部分ですので、最後までしっかりとチャレンジしましょう。
正しい姿勢とは
正しい足の位置で正しく竹刀を持った状態で、自然体で立ちます。自分の正面に同じくらいの身長の相手がいるとイメージして目付を行います。目付は自分の目の位置を実際の位置(通常は顔の前面)よりも頭の後方(後頭部)から見ているようなイメージをもってください。すると自然と顎が引いて、背筋が伸びるはずです。背筋が伸びたら、頭のてっぺんを天井から引っ張られているような意識をキープするとより姿勢が正しくなります。
丹田呼吸法について
おへその下あたりの下腹部の内側にある場所を「丹田」と呼びますが、ここを膨らませるように意識して呼吸をします。丹田呼吸法を行うことで、自然と姿勢も正しくなり、体の軸がブレにくくなります。なるべく余計な力を入れずにその構えがスッとできるようになれば、正しい構えの完成にグッと近づきます。
まとめ
さて、今回の「正しい構えの作り方」について3つのポイントを解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?今回お伝えしたすべてが出来たら、正しい構えの完成ということではなくて、これはあくまで基本形であり、そこからがスタートになります。常に基本を大切に学び、磨いて修練したいですね。
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