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「正しい構え」を身に着ける3つのポイントとは?

初心者向

第2章 竹刀の構えと手の内

竹刀の構えの基本を学ぼう

 竹刀が正しく持てていないと関節を上手に動かせなくなるので、正しい構えもできませんし、正しい素振りもできません。当然素早い打突もできなくなってしまいます。ですから、基本である正しい持ち方を早く習得することが、早く上達するコツでもあります。こちらも順を追って初心者にもわかりやすく解説していきますので、ぜひチャレンジしてみてください。

竹刀の基本的な構え方6ステップ

1. 両腕の肘を脇に軽くつけた状態で両手を合わせて、おへその前あたりの高さに持ってきます。
2. 右手はそのままの位置で、左手だけをすっと下ろします。すると、左手はおへその下のおなかのこぶし一つ前あたりに自然と下りてきます。
3. 両手の指が自分の体と垂直になっていることを確認して、小指・薬指・中指の順で軽く握ります。イメージ的にはソフトクリームの三角コーンを握るようなイメージです。人差し指と親指はまだ伸ばしたままにしておいてください。
4. 次に左手の親指と人差し指が軽くくっつけるようにします。右手の親指は人差し指ではなく中指に軽くくっつくように握ります。すると自分から見て正面に両手とも親指と人差し指の間にアルファベットのVの字が出来ます。この手の形の状態を覚えておいて、実際に竹刀を持ちます。
5. 先ほどの④でできたVの字の位置と竹刀の柄の縦の縫い目ラインが重なっていることがポイントです。
6. 両手とも小指薬指中指の順でにぎり、人差し指と親指は軽く竹刀に添えているイメージにすると、正しく竹刀を構えることができるはずです。人差し指と親指は決してギュッと握らないことが重要です。

剣道の手の内とは?

 最後に「手の内」について解説します。剣道では、③~⑥で解説した竹刀の握り方を「手の内」と呼びます。手の内が正しくできないと、しっかりした構えができません。素振りはもちろん、打突にも冴えが生まれず、試合でなかなか1本が取れないということにもなります。何事も最初が肝心です。変な癖がついたりしないように、手の内が正しく出来ているかを常に意識して稽古しましょう。

プロフィール
MUNASHI〈34〉の剣
MUNASHI

はじめまして。サイト管理人の「三四(MUNASHI)」と申します。

私は小学から高校まで剣道を続けて高校三段取得を最後に、剣道から離れておりましたが、40歳を機にリバ剣の仲間入り。

大人になって改めて始めた剣道の世界は、体力的にも精神的にも厳しいところはありますが、それ以上に自分や子供たちの成長を手に取るように感じられるので、再開してよかったと心から思っています。

このブログでは、剣道初心者やブランク剣士・リバ剣士さんたち向けに、MUNASHIが日ごろから剣道を通じて学んだことをアウトプットしながら読者の皆さんと一緒に成長していくことを目的として書いております。

どうぞよろしくお願いします。

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