剣道の基本といえば、やっぱり「構え」ですよね。初心者はもちろん、日ごろ先生から「正しい構えが出来ていない」といつも怒られてしまう人、「正しい構え」とはなんぞや?という方向けに、今回は「正しい構え」を身に着けるために気を付けておきたい3つのポイントを一緒に学んでいきたいと思います。
第1章 足の構え
剣道で2番目に重要とされる足
まずは足の構えです。剣道は足で攻めるもの、足の使い方で上達のスピードが変わるともいわれるほど「足の構え」は重要です。足の構えが正しくできていなければ、当然正しい素振りもできませんよね。今回は初めて竹刀を握る初心者でもわかるように手順を紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。
足の基本的な構え方7ステップ
1. まず両足をそろえて自然体で立ちます。 |
2. 右足を1歩(左足から片足幅あけて)右に移動します。 |
3. 右足のかかとの位置が左足のつま先の位置と同じライン上に並ぶ位置まで右足を前に出します。 |
4. 左足はかかとが少し(床から1・2センチ程度)浮き上がった状態になります。この時に左足の指が体の外側に向いてしまう人がいます。これは「撞木足」と言われ、最初に癖がついてしまうと、面をつけて稽古をするようになってからも治りにくく、素早く遠くから踏み込んで打突することが出来なくなってしまう恐れがあります(諸説あり)。右足と左足は、基本的に自分の正面に向くようにして構えることが大切です。 |
5. 左足膝裏(「ひかがみ」といいます)が伸びすぎないようにして、少し曲げていつでも力をためられる状態にしておくことがポイントです。 |
6. 右足はいつでも前後にスムーズに動かせるように、足裏に紙一枚挟んでいるくらいのイメージでかかとを少し浮かせておきます。 |
7. 体の重心の位置ですが、基本的には体の中心もしくは左足の膝あるいは左足の母指球あたりに重心をもってくることで、左足を中心に右足も動かすことができます。これは諸説ありますので、いろいろと試してみましょう。 |
コメント