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悩める剣士へ!胴技の完成度を高める稽古法とは?

剣道

第4章 精度を高めるための補助練習

打突スピードを向上させるトレーニング

 胴打ちの上達法として、打突スピードの向上が重要です。スピードを出すには腕力だけでなく全身を使った効率的な打ち方を習得する必要があります。ポイントは、下半身と腰の連動を意識しながら竹刀を振ることです。野球のスイングのように腰を効果的に使い、打突時に一瞬で力を集中させるイメージを持ちましょう。

 具体的な稽古法として、打ち込み台を活用した反復練習がおすすめです。まずは、自分のフォームを意識しながら一定のリズムで胴を打っていきます。その後、徐々にスピードを上げていくことで、スムーズな打突動作を体に覚えさせることができます。このようなトレーニングを続けることで、試合でも通用するスピードを身につけることが可能です。

手首の返しを柔軟にする稽古法

 剣道の胴打ちにおいて、手首の柔軟な返し動作は重要な要素です。竹刀を効果的にコントロールするためには手首の柔軟性を高める専用の稽古を取り入れることが推奨されます。

 具体的には、木刀や軽めの竹刀を使用し、刃筋を意識した素振り練習を行います。この練習では、斜め45度の角度で振り下ろし、胴を打つ際の自然な手首の動きを確認します。また、鏡の前で左右の手首の動きをチェックすることで、無駄な動きや力みを改善できます。このような稽古法を繰り返すことで、打突精度が向上し、試合でも活躍できる技を磨くことができます。

足さばき強化を通じた胴打ちの向上

 胴打ちの成功は、竹刀の操作だけでなく足さばきの精度にも大きく依存します。剣士が安定した動きをするためには、すり足を含む下半身の動きが重要です。特に、右足を出すタイミングと左足の引き付けが胴打ちでは鍵を握ります。

 稽古法としては、サーキット形式の足さばき練習がおすすめです。例えば、左右の方向へ素早く移動し、その後に胴を打つ動作を繰り返す練習を通じて、試合のようなリアルな動きに慣れます。また、2人1組で行うパターン練習では、正確な足さばきを意識しながら胴打ちを反復することで、動きの一貫性を身につけることが可能です。正確な足さばきは、試合での位置取りや打突の成功率にも直結します。

プロフィール
MUNASHI〈34〉の剣
MUNASHI

はじめまして。サイト管理人の「三四(MUNASHI)」と申します。

私は小学から高校まで剣道を続けて高校三段取得を最後に、剣道から離れておりましたが、40歳を機にリバ剣の仲間入り。

大人になって改めて始めた剣道の世界は、体力的にも精神的にも厳しいところはありますが、それ以上に自分や子供たちの成長を手に取るように感じられるので、再開してよかったと心から思っています。

このブログでは、剣道初心者やブランク剣士・リバ剣士さんたち向けに、MUNASHIが日ごろから剣道を通じて学んだことをアウトプットしながら読者の皆さんと一緒に成長していくことを目的として書いております。

どうぞよろしくお願いします。

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