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悩める剣士へ!胴技の完成度を高める稽古法とは?

剣道

第2章 効果的な稽古法:基礎練習を極める

刃筋を通す反復練習の重要性

 剣道の胴打ち上達法として最も基本となるのが、刃筋を正確に通した打突を身に付けることです。胴を打つ際、竹刀の刃筋が斜め45度で正しい打突部位に当たるかが重要です。この正確性を高めるためには、「反復練習」を日々行うことが欠かせません。

 具体的には木刀や竹刀を使った基本動作を繰り返し行い、刃筋を通す感覚を身体に染み込ませます。また、胴を打つ際に竹刀がぶれないことを確認しながら練習することで、確実に打突の精度が上がります。竹刀を振った際の打突音が一定であれば、刃筋が正しく通っている目安となります。

 さらに、木刀を用いてゆっくりと胴の形を確認する練習もおすすめです。このような「丁寧な反復練習」により、試合や稽古でも滑らかで正確な胴打ちが可能となります。

すり足との連動を磨く練習メニュー

 胴打ちを成功させるには、上半身だけでなく下半身の動きを連動させることが重要です。特に打突後の抜けは「すり足」を使ったスムーズな身体の移動ができるかどうかで胴技の精度が大きく左右されます。手と足の動きが乱れると、タイミングや打突部位が大きくずれてしまうため、稽古の中でしっかりと強化しましょう。

 また、胴を打つ際、腰の回転を意識しながらすり足を行うことで、より力強い打突が可能となります。力いっぱい打突するのではなく、なるべく力を抜いて、打突の瞬間だけ手の内を上手く利用するといい音がします。打突後は野球のスイングのように腰を「グッ」と使って体を相手に向かって右側に回すイメージを持つと良いでしょう。この連動性を磨くことで、試合でも無駄のない動きで胴技を繰り出すことができるようになります。

目標設定ルールによるパターン練習

 基礎を身に付けたら、さらに実戦的な感覚を養うために「パターン練習」を取り入れましょう。2人1組で行うこの練習では、1人が元立ちとなり、もう1人が胴打ちを繰り返す形で実施します。この際に重要なのは、練習ごとに明確な目標を設定することです。

 例えば、「10回中7回以上正確な打突音を出す」「45度の刃筋角度を保ちつつ打つ」などの具体的な目標を設けます。その場で何度も繰り返すことで、自分の課題を把握しやすくなります。また、打突後にパートナーのアドバイスをもらい、改善を繰り返すサイクルを作ることも効果的です。

 さらに、この練習を応用して、試合に即した状況を想定すると一層上達に繋がります。例えば、相手が振り上げ動作をしたタイミングで胴を打つなど、「試合での胴技の使い所」を意識しながら行うのも良いでしょう。こうした目標設定を伴うパターン練習を続けることで、稽古の成果を試合でも発揮することが可能になります。

プロフィール
MUNASHI〈34〉の剣
MUNASHI

はじめまして。サイト管理人の「三四(MUNASHI)」と申します。

私は小学から高校まで剣道を続けて高校三段取得を最後に、剣道から離れておりましたが、40歳を機にリバ剣の仲間入り。

大人になって改めて始めた剣道の世界は、体力的にも精神的にも厳しいところはありますが、それ以上に自分や子供たちの成長を手に取るように感じられるので、再開してよかったと心から思っています。

このブログでは、剣道初心者やブランク剣士・リバ剣士さんたち向けに、MUNASHIが日ごろから剣道を通じて学んだことをアウトプットしながら読者の皆さんと一緒に成長していくことを目的として書いております。

どうぞよろしくお願いします。

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