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剣道初段から三段まで、昇段審査を突破するための実践ガイド

剣道

第3章 実技審査を突破するための稽古法

基本稽古の重要性:切り返しと打ち込み

  剣道の昇段審査を突破するためには、基本稽古の徹底が欠かせません。その中でも「切り返し」と「打ち込み」は、基本技術や体力、気勢を養う重要な稽古法です。初段や二段の審査では、切り返しの正確さや気勢が重視されますので、特に丁寧に取り組む必要があります。「切り返し」には剣道に必要なすべての動きが含まれているとされていることから、正しい刃筋と力強い打突を意識し、竹刀の運びや足さばきが崩れないように稽古を繰り返すことが大切です。また、打ち込み稽古では相手との間合いを取りながら、しっかりとした気剣体一致の打突を身に付けることが求められます。この基本稽古を着実に積み重ねることで、昇段審査においても安定した技術をアピールすることが可能です。

応じ技と攻めの対応力を鍛える方法

  昇段審査においては、相手の動きに応じた柔軟な対応力も評価の対象になります。二段、三段を目指す受審者は、応じ技の錬磨が重要です。例えば、相手の面打ちに対して小手返し面や返し胴などの技を使いこなせる稽古を重視すべきです。また、攻めの対応力を鍛えるためには、相手との間合いを正確に把握しつつ、常に先手を取ろうとする心構えが必要です。日々の稽古で、相手の癖や動きを観察する力を養い、瞬時に適切な技を選択できる思考力を育むことが、段審査における高評価につながります。

地稽古における心構えと技術向上の具体策

  地稽古は昇段審査における実技力を高めるための絶好の機会です。この自由稽古では、自分の得意技を磨きながら、苦手技の克服にも取り組むことが重要です。例えば、初段では正確な基本打突を意識し、二段や三段では応じ技や引き技も視野に入れて取り組む必要があります。さらに、地稽古では「気剣体一致」と「残心」を意識した立ち振る舞いを実践しましょう。審査では、技術だけでなく充実した気勢や姿勢も求められますので、安心感を持って打突動作を終える習慣をつけることが大切です。また、立ち合う相手から新たな学びを吸収しようとする姿勢が、自身の技術向上を促進します。

試合形式の稽古で身に付ける勝負力

  昇段審査では、一瞬の判断力や勝負を制する力も求められます。そのため、試合形式の稽古を取り入れることが重要です。この稽古は、実戦の緊張感を再現しながら、自分の得意技が効果的に決まる間合いやタイミングを理解する機会を提供します。初段では正しく打突を行う姿勢を練習し、二段、三段ではより高度な応じ技や立ち合いでの攻防に目を向けることが必要です。また、攻め込む際の気勢や守勢での冷静な状況判断も鍛えられるため、試合形式の稽古を定期的に行うことで、より実践的な勝負力を習得できます。このような稽古の積み重ねが、実技審査での高評価に直結するのです。

プロフィール
MUNASHI〈34〉の剣
MUNASHI

はじめまして。サイト管理人の「三四(MUNASHI)」と申します。

私は小学から高校まで剣道を続けて高校三段取得を最後に、剣道から離れておりましたが、40歳を機にリバ剣の仲間入り。

大人になって改めて始めた剣道の世界は、体力的にも精神的にも厳しいところはありますが、それ以上に自分や子供たちの成長を手に取るように感じられるので、再開してよかったと心から思っています。

このブログでは、剣道初心者やブランク剣士・リバ剣士さんたち向けに、MUNASHIが日ごろから剣道を通じて学んだことをアウトプットしながら読者の皆さんと一緒に成長していくことを目的として書いております。

どうぞよろしくお願いします。

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