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剣道初段から三段まで、昇段審査を突破するための実践ガイド

剣道

第2章 段位ごとの取り組みと長期的な稽古計画

初段を目指す初心者が克服すべき課題

 全日本剣道連盟が定める、剣道初段の付与基準は「剣道の基本を修習し、技倆良なる者」かつ「一級受有者で、中学校2年生以上の者(特例有)」と記されています。初段の昇段審査では、「正しい着装と礼法」が特に重視されます。この段階では、剣道の基本的な形を習得することが必要不可欠です。基本稽古を通じて、正しい姿勢、打突のフォーム、足さばきの基礎を身につけるために努力しましょう。加えて、切り返しの練習は、竹刀の運び方や間合いの感覚、気勢の充実を理解するための基本となります。審査では切り返しが特に見られるため、体力をつけつつ正確で力強い動作を反復練習することが重要です。切り返しがきれいにできれば、ほぼ合格間違いなしでしょう。

二段合格に向けて強化すべき技と心構え

 全日本剣道連盟が定める、剣道二段の付与基準は「剣道の基本を修得し、技倆良好なる者」かつ「初段受有後1年以上修業した者(特例有)」と記されています。二段の昇段審査では、基本技の熟成に加え、気剣体一致が求められます。具体的には、打突後の「残心」の表現や、充実した気勢を示すことが合否のポイントとなります。このため、日々の稽古では、しっかりした基本打ちを習得するとともに、相手の隙を突く攻めの意識も強化しましょう。また、応じ技や連続技の練習を取り入れることで、実技審査での対応力を磨くことができます。二段では立ち合いも評価されるため、試合形式の稽古で実践感覚を身につけることが大切です。

三段合格のための総合力の磨き方

 全日本剣道連盟が定める、剣道三段の付与基準は「剣道の基本を修錬し、技倆優なる者」かつ「二段受有後2年以上修業した者(特例有)」と記されています。三段の昇段審査では、より高度な総合力が求められます。単に基本が正確であるだけでなく、正しい着装、礼法、気剣体一致の実践を自然に行えるレベルまで昇華させる必要があります。また、打突時の切れ、攻防一体の間合い調整、そして攻め技や応じ技の使い分けが三段合格には重要です。日々の稽古では、日本剣道形を通じて剣道の理念を深く理解し、鍛錬を続けることで自信をつけましょう。試合形式の稽古を増やし、実践で役立つ勝負力も意識的に鍛えることがポイントです。

継続的な成長を促す目標設定法

 剣道は長期的な視点で取り組むべき武道です。昇段審査に向けて、段位ごとに具体的な目標を設定し、短期・中期・長期の稽古計画を立てることが成長を続ける秘訣です。初心者であれば「基本打ちを正確に行う」、中級者であれば「試合形式での間合いの調整力を高める」など、明確で達成可能な目標を掲げることが重要です。また、成果や課題を稽古日誌として記録に残すことで、改善すべき点を見つけやすくなります。受験する段位だけでなく、その先の段位を見据えることで、稽古のモチベーションを維持することができます。

プロフィール
MUNASHI〈34〉の剣
MUNASHI

はじめまして。サイト管理人の「三四(MUNASHI)」と申します。

私は小学から高校まで剣道を続けて高校三段取得を最後に、剣道から離れておりましたが、40歳を機にリバ剣の仲間入り。

大人になって改めて始めた剣道の世界は、体力的にも精神的にも厳しいところはありますが、それ以上に自分や子供たちの成長を手に取るように感じられるので、再開してよかったと心から思っています。

このブログでは、剣道初心者やブランク剣士・リバ剣士さんたち向けに、MUNASHIが日ごろから剣道を通じて学んだことをアウトプットしながら読者の皆さんと一緒に成長していくことを目的として書いております。

どうぞよろしくお願いします。

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