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面技攻略法:稽古の先にある一本の基本と応用テクニック

剣道

第4章 面技のための体作りと練習法

素振りを通じて鍛える正確性とスピード

 素振りは剣道の基本稽古であり、面打ちの正確性とスピードを鍛えるための最も有効な方法です。竹刀を使った練習では、真っ直ぐ振り上げて真っ直ぐ振り下ろす動作を徹底することが重要です。この動作を反復することで、肩や腕の安定性が向上します。また、高速で振る素振りを心がけることで試合に必要な瞬発力を養うことができます。正確な素振りを身につけることが、基本技である面技の完成度を高める鍵となります。

下半身と体幹トレーニングによる安定感の向上

 面技を成功させるためには、下半身と体幹の安定が欠かせません。竹刀を振る際の踏み込みや重心の移動を支えるのは、強い下半身としっかりした体幹です。例えば、スクワットやランジなどの筋力トレーニングを取り入れることで、踏み込みの力強さを向上させることができます。また、プランクや体幹を鍛えるエクササイズによって、前後左右の動きにもブレない安定した姿勢を作ることが可能です。安定感のある体を作ることで、面打ち時の動作がスムーズになり、試合での一本に繋がります。

柔軟性を高めるストレッチの重要性

 柔軟性は剣道においても重要なポイントです。特に大きな動きを必要とする面技では、肩や股関節の柔軟性が動きのスムーズさや範囲に影響します。日々の稽古前後に、肩回りや股関節、もも裏(ハムストリング)を中心としたストレッチを心がけましょう。柔軟性を高めることで、竹刀を振る範囲が広がり、より力強く正確な面打ちが可能になります。また、ケガの予防にも効果があるため、ストレッチを稽古のルーチンに組み込むことが推奨されます。

日々のルーチン練習の見直し

 日々の稽古の中で面技を向上させるためには、ルーチン練習の質にも目を向けることが大切です。たとえば、「ただ振る」だけの素振りではなく、正確な構え、打突のスピード、竹刀の振りを常に意識しながら行うことが求められます。また、基本稽古と応用技をバランス良く組み合わせて稽古を行うことで、基本の精度と実戦力の両方を伸ばすことが可能です。ルーチンを定期的に分析し、必要に応じて修正を加えることで、さらなるレベルアップを目指しましょう。

多様な稽古法を取り入れるメリット

 剣道において面技を極めるには、多様な稽古法を取り入れることが有効です。例えば、速さの向上を目指すなら「高速素振り」、正確性を磨くなら「鏡の前での素振り」など、目的に応じた練習方法を採用しましょう。また、稽古相手との攻防を意識する「互角稽古」や、「試合形式の稽古」などを通じて、実戦的な感覚を身につけることができます。これらの練習法を組み合わせることで、基本から応用技に至るまでの一連の技術力を高めることができ、試合での面打ち成功率も向上します。

プロフィール
MUNASHI〈34〉の剣
MUNASHI

はじめまして。サイト管理人の「三四(MUNASHI)」と申します。

私は小学から高校まで剣道を続けて高校三段取得を最後に、剣道から離れておりましたが、40歳を機にリバ剣の仲間入り。

大人になって改めて始めた剣道の世界は、体力的にも精神的にも厳しいところはありますが、それ以上に自分や子供たちの成長を手に取るように感じられるので、再開してよかったと心から思っています。

このブログでは、剣道初心者やブランク剣士・リバ剣士さんたち向けに、MUNASHIが日ごろから剣道を通じて学んだことをアウトプットしながら読者の皆さんと一緒に成長していくことを目的として書いております。

どうぞよろしくお願いします。

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