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面技攻略法:稽古の先にある一本の基本と応用テクニック

剣道
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第1章 面技の基礎:正面打ちの重要性と基本の理解

剣道の打突部位は「面」「小手」「胴」「突き」の4つですが、剣道人がまず最初に試合で決めたい技といえば、やはり「面」ではないでしょうか?今回は「面」技について様々な視点から考えてみましょう。あくまで稽古の参考になれば幸いです。

正しい構えと打突のフォーム

 正しい構えと打突のフォームは、剣道で「面技」を成功させるための最も基本的な要素です。剣道において、構えは相手との勝負の土台となるため、常に正確で安定していることが求められます。例えば、竹刀を握る際には力を入れすぎず、指先に軽く力を込める程度が理想的です。また、素振りでも実現できる「真っ直ぐ大きく振りかぶり、真っ直ぐ振る」動作を意識することが重要です。この動きは、力強さだけでなく、攻撃が正確な位置に当たる精度にも関係してきます。

中心を取ることの重要性

 中心を取ることは、面打ち成功の鍵を握る重要な要素です。剣道における「中心」とは、相手の攻撃を防ぎながら自分が主導権を握る位置を指します。中心が取れていると、こちらの竹刀が相手の竹刀の動きをコントロールしやすくなり、面打ちの精度も高まります。攻防の中で相手の竹刀が中心を外れる瞬間を的確に捉え、タイミング良く打つことで、試合で実戦的な「面」を決めることが可能です。このスキルを磨くには、稽古を通して反射神経を鍛えることが不可欠です。

良い「面」が取れるための姿勢と心構え

 良い「面」は、正しい姿勢と心構えに裏打ちされています。例えば、剣道では肩の力を抜いて、胸を張ることで腹圧を意識した構えが求められます。この姿勢が安定していない場合、打突が相手に達する前に自分のバランスを崩しかねません。また、打つ際の心構えとしては、迷いを捨て、「一本を取る」という強い意志を持つことが大切です。試合中には攻撃と防御が頻繁に入れ替わるため、心が揺らぐと技の正確性に影響が出ます。心技体を一致させる心構えを日々の稽古で養いましょう。

基本稽古で磨く反復練習の価値

 面打ちを上達させるためには、とにかく基本稽古を通じた反復練習が不可欠です。剣道において、ただ技を思い付きで試すのではなく、日々の練習で一定のルーチンを積み重ねることが成長に繋がります。竹刀を握る感覚や足捌きのスムーズさを体に覚えさせるためには、数百回、数千回の素振りを行うことが有効ですが、誤った稽古法で数をこなすのはむしろ逆効果といえるでしょう。また、稽古の反復によって「正しく面を打つ」動作が自然と身につき、試合で緊張した場面でも無意識に正しい技を発揮できるようになります。「無心の技」が出せるように稽古あるのみですね。

間合いの取り方と攻めの意識

 面打ちで一本を取るには、間合いの取り方と攻撃的な意識が非常に重要です。まず、間合いは相手との適切な距離感ですが、この間合いが広すぎると届かなかったり、打突の勢いが弱まってしまいます。逆に狭すぎると、近間となり、竹刀が打突部位を正しく捉えることが難しくなります。一流選手は、相手の動きを観察し、自分の得意な間合いを維持しながらタイミングを計っています。加えて、攻めの意識を強く持つことも重要です。稽古を通じて相手に圧力を与える感覚を養い、試合中には相手の動きをよく見て、狙うべき瞬間に迷わず動けるようにすることが、一本に繋がる近道です。

プロフィール
MUNASHI〈34〉の剣
MUNASHI

はじめまして。サイト管理人の「三四(MUNASHI)」と申します。

私は小学から高校まで剣道を続けて高校三段取得を最後に、剣道から離れておりましたが、40歳を機にリバ剣の仲間入り。

大人になって改めて始めた剣道の世界は、体力的にも精神的にも厳しいところはありますが、それ以上に自分や子供たちの成長を手に取るように感じられるので、再開してよかったと心から思っています。

このブログでは、剣道初心者やブランク剣士・リバ剣士さんたち向けに、MUNASHIが日ごろから剣道を通じて学んだことをアウトプットしながら読者の皆さんと一緒に成長していくことを目的として書いております。

どうぞよろしくお願いします。

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